ファーストサーバという、主にホームページやメールなどのサーバー機能をレンタルする会社が、一部のサービスとはいえ業界でも衝撃的な大規模障害を発生させてしまい、深刻化しています。
今月20日に発生して以来、今も障害は続いているようです。更に、バックアップ機能も働かないという、空前絶後のトラブルです。5,000社程がその対象になっているようです。
この会社は業界でも古参であり、過去に当池田屋のサーバーもこちらを利用していました。元々建設・建築業界で有名なクボタの子会社で、当初は非常に斬新で、良心的なサービスを提供していましたので急成長した会社でした。
しかしその後、レンタルサーバー会社が増え、また、業界再編もあって振るわなくなり、また、社長等役員の舵取りも的を得なかったのか、かつてのような勢いも無くなっていた ように感じています。最近は、ソフトバンクが親会社となってファーストサーバを運営しています。公称50,000社がファーストサーバを利用しているとの事です。
池田屋でも、レンタルサーバーを扱っており、その状況に合わせてご提案をしているのですが、十分な吟味の上でオススメしないと、顧客に大変な迷惑がかかる事を、この度の事故で改めて考えるようになりました。
自分自信の知識に加えて、任せる会社の事やそのサービス内容を実際に試してみて、念には念を入れて顧客に勧めなければ、オススメする時の自信にも繋がりませんし、イザと言う時の責任も果たせません。
近年は、クラウドサーバーなどが頻りにもてはやされてるなどしていますが、そういったサービスが本当に必要なのかどうか、重要なデータの扱い方の基本を周知する事は、今や業務永続の根幹ともなっています。
「会社の業務データ」はかけがいの無い財産(中には機密扱いのものも)で、他人任せでは、事故で消える事がある、という教訓になったのではないかと思います。
原発の事故と比べるべきものではないのかも知れませんが、この件にしても、最後は「人間自信の判断」です。中心は、人間である事を痛感します。
もはやオフィスオートメーション(OA)機器やネット内での業務は、仮想空間では無く、現実業務です。
◎ホームページ制作の池田屋公式サイト
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