2013年6月8日土曜日

会社や組織の情報活用について

「情報」というのは、大切である事は判っていても、それをどのように日常活用しているのか、メカニズムなどは、漠然としているのが皆さんの実感だろうと思います。これは、情報のやり取りが、社会活動の当たり前すぎる動作であるためです。

しかし、その「情報」が非常に重要である事は理解している事です。なぜならば、その情報を元にして、自分の行動の判断をし、予定を立てているからです。また、それが日頃の利益に繋がっているからです。
 一般的には「情報の質」について、こんな項目を基準にされているのではないかと思います。

 ・情報の発信元
 ・問題などが起きている場所
 ・誰、何が対象か
 ・誰からその情報を受けたか
 ・一次情報元の整合性、必然的な環境
 ・証拠や根拠
 ・速やかな処理(伝達等)
 ・第三者(情報提供者以外)への確認
 
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こういった事は、仕事や社会生活の中で日常的に起き、自信の経験と責任に基づいて処理されている事と思います。

一方、その扱いについて注意を要する要素があります。マスメディアや報道機関などから入る情報の扱いです。もちろん、重要な情報がもたらされている事も確かですが、やっかいなのは、その情報を自分で確かめる事ができないことが多い事です。
 また、業界の技術的な世界の中にも引きずられて、連続してしまうことです。イメージが定着してしまうとも、言い換えができるでしょうか。メディアは、限られた紙面や時間の中で説明を完結させなければならないために、モノや事を一括りにする必要があります。
 例えば、私たちの世代は「新人類」です。戦後のベビーブーム時代は「団塊の世代」、近年は「ゆとり世代」など、他にも「○○症候群」など、こういうカタマリを1つのフレーズで意味付けする事で、概念化し、以後の説明を省けるようにしています。

しかし、これが、モノや事の本質の理解の妨げとなり、誤った判断の元凶になりかねない危険性も孕んでいます。

近年は、機器の発達によるシステム化や社会形態の変化で、これまで以上に私たちの生活の中にこういったマスメディアの情報が入り込みやすくなっています。個人の持つ情報の割合の比重も昔に比べると、メディアからの情報が大きくなっている事でしょう。

インターネット社会にも共通したり、ホームページ運用にも通じる事ではありますが、自分自身の行動と判断の基になる情報は、必ず確かめるという姿勢は、今後、益々重要性を増してくると感じています。自分の経験や人脈など、独自に情報が確認・吟味できる環境は、非常に重要と言えるでしょう。

組織の「情報政策」は、無責任な情報に対する防御方法として、大きな利益に貢献する事と思います。

◎参考ページ:池田屋「会社組織の情報政策-独自の情報政策のススメ-」

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