近年、情報分析はあらゆる分野に広がり、マーケティングという言葉も一般的になってきました。販売関係は、マーケティング無しでは成り立たない程です。
しかし、マーケティングは良い面と悪い面があり、マーケティングとは「存在するものの動き」を把握するには便利ですが、消費者の思いを全てそこに現わしているわけではありません。
例えば、あるものが売れなくなった時、なぜ売れなくなったのかという理由まではわかりません。また、今足りないものや何が求められているのかも、数値としては現れません。
もちろん、マーケティングには色々な手法や角度、対象があると思いますが、最悪の場合は、その数値だけに囚われて、その動きの意味を考えなくなる事だと思います。
本来は、消費者の求めるものを把握するための手法であるのですが、今、その本来の意味が薄れてしまい、手段だけにこだわって、理解しているつもりになっているのかもしれないと感じています。
いくらマーケティングをしても、今まで通りの商品を、いくら安くても消費者は欲しいと思わなくなっているのかもしれません。そういった感情や欲求をマーケティングから人間が拾い上げられなくなっているのではないかと時々考えます。
ちょっと話しが長くなりました。ホームページもそのマーケティングにあたるものがあります。ログ解析とかアクセス分析とかいわれるものです。
ログ解析も同じ事がいえます。解析ばかりしていても結果が出ない事が多々あります。それは、発信する情報そのものを考えなければならない、基本を忘れている時です。
表現や状況を把握する技術は重要なのですが、情報発信の基本はもっと大切だと考えています。「必要な情報がそこにあるか」という事は、ホームページという情報媒体としては、もっとも重要な要素と思います。
◎ホームページ制作の池田屋公式サイト
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