NHKで平成25年(2013)10月23日放送の、歴史秘話ヒストリア「宮廷料理の舞台裏にようこそ〜天皇の料理番 秋山徳蔵〜」は、大変よい番組でした。やはり、秋山徳蔵は人間的にもすばらしい人だったのですね。
実は私が小学生の頃、テレビドラマで「天皇の料理番」という番組があって、これをみて感動し、中学生の初めの頃まで調理師になりたいと思っていた程です。堺正章主演で、毎週放送されていて、欠かさず見ていましたので、秋山徳像の事は割と知っていました。
しかし、歴史秘話ヒストリアで放送された事までは覚えておらず、太平洋戦争直後の苦労を改めて知りました。天皇の料理を取り仕切る最高責任者であるからこその人格なのかもしれませんが、そういう人だから必要とされたのでしょう。本当にすばらしいと思いました。
※再放送などもあるようですので、見逃した方は是非ご覧下さい。番組サイトはこちら。
今も料理界では手本とされているとの事。亡くなった後も、その功績は絶大な影響力を持っています。自分だけの事では無く、大きな世界観を持ち、責任を持ち、天皇のために、また、国を想い、料理を通して支え続けた人物だったそうです。
広い世界観、社会性を持たなければ良い仕事はできないと、改めて思いました。秋山徳蔵の偉業は、どんな仕事にも通じる素晴らしい手本だと思いました。
それから、内輪事ですが、毎日料理を作ってくれた母、また、今作ってくれる妻、感謝しなければいけない事も改めて思いました。何でも当たり前では無いのですね。
追伸:奇しくも、阪急阪神ホテルズの提供食品の偽装問題が表面化した直後の放送となりました。本当に恥ずかしい、生き様です。最近、こういう事件が多いですね。特に大阪は。一時的に儲ける事に全力を尽くす社会になってしまったのでしょうか?
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