2014年1月8日水曜日

デザインよりもシステム重視の時代へ

「アベノミクス」「景気回復」の言葉を聞かない日はありません。今年も年始から景気のいい雰囲気に包まれつつあるように思います。しかし、直ぐ先に「増税の崖」があり、政府はこれを気にかけて、対策に神経を尖らせている報道もちらほら見えます。「景気回復」のムードで見えなくなっているのかもしれません。

さて、個人的に感じたことを書いてみたいと思います。

私の生業としております、インターネットの業界は5年前に比べ、システム化の割合が一気に進んでいます。10年前と比べれば全く様変わりしています。
 いわゆる、プログラムで組まれたシステムを利用して、情報更新などを自動で行う仕組みに代表される流れですが、それだけではなく、経理や財務などの分野、情報を交換する分野など、パソコンなどの端末を利用する業務はこういった流れが一気に進んでいると言えるでしょう。銀行などの金融機関もそうですね。
 
他の分野でも、例えば、エネルギーが太陽光発電や燃料電池にその源を変化させ、エンジンはハイブリッドへ、住宅も高気密・高耐震構造へ、軍事でもステルス概念、電磁兵器の登場、素材の革新などなど、歴史的に見ても、今、変革期を迎えているように思います。

それらをまとめて「デジタル化時代」といえるかどうか判りませんが、兎に角、これまでに無い、全く違う素材や仕組みが現れ、実用化されて来つつある事は確かです。

そういった変わり目を個人的には感じています。総じて自分なりに言うと、「これからはデザインよりも、システムの時代」なんだと思います。もちろんデザインは重要ですが、これまでとは役割が変わります。「デザイン」は分かりやすく整理される手段としての役割に徹することになるのでしょう。また、よりその魅力を高めるためのアピールのカタチが、デザインとなるでしょう。

意味の無いデザイン(カタチ)は無くなります。

あらゆる分野で変革はスピード感を増して、必要とされていく事と思います。「必要をまとめる技術」もそこに求められるでしょう。これまで工業分野に特化していたような「技術」という言葉も、次の時代には多様な意味を持つようになっていると思います。

全ての技術は、人間社会のために更に発展し、高度化していくべきだと思います。その余地が有り、新たな概念の技術を創り出していく時代もまた、到来しているように思います。

池田屋は、皆様にちょうどいい、システムも含めた必要な技術を考え、デザインとしてご提供していきたいと考えています。


池田屋公式サイト


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